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 前回は、マハリシ・スクールの生徒が、四つの状況(ジレンマ)にどのように対処するのかをご紹介しました。今回は、さらに生徒の一人に焦点をあて、彼がどのように与えられた状況を実際に対処するのかを、より詳細に見ていきます。

 ● マハリシ・スクールの道徳観
□○ 生徒へのインタビュー

 ロバートは、三年前に一家でカリフォルニア州南部の小さな町からアイオワ州フェアフィールドに引っ越して来て、マハリシ・スクールに通い始めました。インタビューを受けたとき、彼は高校三年生で、生徒会長を務めていました。「道徳・雰囲気に関するインタビュー」のジレンマに対する彼の返答は、マハリシ・スクールの生徒たちの代表的な姿勢を示しています。

 今回は、彼のインタビューからマハリシ・スクールの生徒が、日常の生活のなかで、何を行動の基準にしているのかを見ていきます。

 まずは、「人気がない生徒を助けること」に関する、最初のジレンマに対する返答から見ていきましょう。質問内容は、前号をご参照ください。

                 ◇ ◇ ◇

――ハリーはビリーを助けるべきでしょうか?

ロバート:はい。大学へ行くことはビリーの人生にとって重要なことなので、それに助けが必要なら助けてあげるべきだと思います。他の生徒がどう考えるかを気にするのはよくないでしょう。自分が正しいと思うことを行うべきです。ビリーを助けてあげて、彼と友達になるのが一番です。

――同じ状況で、あなたなら人気がない生徒を助けますか?

ロバート:はい、きっと助けます。そういう生徒こそ、最も友達が必要だからです。もし、彼がそれほど社交的でなければ、もっと社交的になるのを助けてくれる友達が必要です。

――マハリシ・スクールのほとんどの生徒たちが、人気がない生徒を助けるでしょうか?

ロバート:はい、そう思います。でも、実際には、マハリシ・スクールで本当に人気がない生徒がいるとは思えません。それに、僕たちは、誰かのことを人気があるとか、ないとか考えたりしません。

 転入生の場合、多くの生徒がまだその生徒のことを知らないので、人気があるとは言えないかも知れません。でも、そのような場合でも、僕も友達も何とかして転入生が気楽に感じるように、彼を助けてあげたいと考えると思います。これは僕らの間では日常的なことですし、自分たちの義務だと思うからです。

――なぜそれを義務だと思うのですか?

ロバート:学校にはグループの調和があり、もし、くつろぎを感じていない人がいれば、グループの調和が弱まってしまうからです。それだけでなく、この学校の生徒たちは純粋に他の人たちのためを思って、とても愛情深く、思いやりのある態度で人に接しています。誰か困っている人がいれば、その人を助けるのが自分の義務であると、誰もが思うはずです。

――前の学校の生徒たちは、このような状況で、助けようという気持ちになるでしょうか?

ロバート:いいえ。ほとんどの生徒はそう思わないでしょう。いろいろなグループがたくさんありますし、学校にあまりまとまりがないからです。

――マハリシ・スクールではどうでしょう。いろいろなグループがありますか?

ロバート:グループはたくさんありますが、学校全体が統一されて、皆でまとまって行動します。僕たちのクラスは、まるでクラス全員が一つになって行動しているようだと、多くの人に言われます。課外学習を行うための学習グループがありますし、学校以外の娯楽活動や、ダンスなどのさまざまな活動のグループがあります。僕たちはお互いに気を配り合っています。仲間に入りたい人は誰でもすぐに仲間に加わることができます。

 どのクラスにも独自の雰囲気がありますが、全クラスがまとまって行動します。学校に一歩足を踏み入れると、学校全体にまとまりがあり、一致団結していることが分かります。僕たちは、誰もが、超越瞑想をグループで行い、創造的知性の科学を学ぶといった共通の目的のために学校へ来ています。それがみんなを一つにしています。

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――マハリシ・スクールでは、生徒たちがお互いに助け合おうとする一般的な傾向がありますか?

ロバート:とても強くあります。もし、誰かがある分野で助けを必要としていれば、その人は周りのみんなから「助けぜめ」に合うでしょう。みんな喜んで助けますし、いつでも助けたいと思っています。生徒たちはよく友達同士で勉強しますが、それは他の人たちより特定の分野に強い生徒がいるからです。他の生徒に教えることで、その人自身もたくさん学ぶことができます。

――前の学校では、生徒たちがお互いに助け合おうとする一般的な傾向がありますか?

ロバート:ほとんどの生徒は自分のことで時間をやりくりするのが精一杯で、誰かを助けようという気にはならないと思います。……勉強好きな生徒は、勉強嫌いの生徒に足を引っ張られてしまうと考えるでしょう。そのように助けてくれる人を見つけるのはとても難しく、誰もが、自分で何とかしなければならないと考えています。

――もしもマハリシ・スクールの他の生徒が、このような状況で助けなかったとしたら、あなたはがっかりしますか?

ロバート:はい、がっかりすると思います。助けられなかった生徒に対してだけでなく、両者に対して残念に思います。なぜなら、仲間の生徒を助けたいという友情を生じさせないような、ある種の粗雑さや問題があるからです。「この友達を助けなくては」と思えないのは、その人自身に余裕がなく、周りの人に対して思いやりや愛情の気持ちを感じることができないせいだと思います。

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                 ◇ ◇ ◇

 マハリシ・スクールの他の生徒達と同様、ロバートも多くの場合、その行為がグループのまとまりに役立つか、または妨げとなるかという観点から、自分の行動を決断しています。学内での生徒同士の相互の関わり方には、「グループの調和」という考えが深く浸透している様子が、何度も見受けられます。

 次に、「約束を守ること」についての二番目のジレンマに対する返答です。

――あなたなら飲酒を拒否すると思いますか?

ロバート:はい。アルコールは神経系を損なうということを、僕たちは十分に理解しているからです。飲酒は、人が人生でできる限り成長し、達成を収めたいという願いを弱めてしまうことになります。お酒を飲むことよりも、もっと実際的な満足感が得られることをすべきだと思います。

――マハリシ・スクールのほとんどの生徒が飲酒を拒否するでしょうか?

ロバート:僕の知る限りでは、学内のほとんどの生徒が、僕と同じように感じると思います。お酒を飲むのは進化的でも、価値のあることでもありません。それは個人の完全性を損ない、やがてグループ全体の完全性を損ないます。グループ全員が同じように高い理想を抱き、その達成に向けて同じように専念することが、グループの当然の願いです。飲酒は、その理想を弱めてしまいます。

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                 ◇ ◇ ◇

 青年期の行動を動機づける主要因の一つに「仲間の圧力」があります。これは、仲間に受け入れられるために、行動や価値観を共有し順応するように求められる社会的な圧力のことです。アルコールのジレンマは、ある生徒が周りの生徒たちにそそのかされて悪いことをするという点で、「仲間の圧力」の典型的な例と言えます。

 マハリシ・スクールの生徒たちも、「仲間の圧力」を受けて、グループの他の仲間が好ましいと考えるような行動をとっていると、ロバートは答えています。しかし典型的な否定的な例とは異なり、マハリシ・スクールの生徒たちが生み出す「仲間の圧力」は、生徒たちの個人的発達と社会的発達を促進するものです。

 また、ロバートは、返答のなかで、自分自身の成長についてよく強調していますが、それがマハリシ・スクールの生徒達の行動を動機づける、主要因となっています。

 次に三番目の「盗み」についてのジレンマに対する返答です。

――あなたならお金を盗みますか?

ロバート:いいえ。とんでもありません。盗みは、他の人にも自分自身にも、悪い影響だけをもたらします。それは尊敬心の欠如の表れです。自分自身の人格面での、尊厳の欠如と弱さの表れです。それは個人の完全性を損ない、結果的にグループの完全性を損なうことになります。もし誰かがこのようなことをしたら、グループ全体を弱めてしまいます。

――あなたもメアリーと同じように、自分の持ち物が盗られないと信用するでしょうか?

ロバート:はい、もちろんです。学内の生徒たちは、僕とまったく同じように高い理想を抱いています。みんな僕を尊敬してくれますし、僕も同じようにみんなを尊敬しています。そのようなことが起こるとは考えられません。

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――前の学校では、メアリーと同じように持ち物が盗られないと信用できますか?

ロバート:いいえ。ロッカーにお金を置いておくこともできません。ロッカーが壊されることもあるからです。前の学校の生徒たちは、マハリシ・スクールの生徒たちと同じような誠実さについての知識や、尊敬心についての知識、調和についての知識を持っていません。彼らは無知から盗みをするのです。彼らは信用を失っていますから、彼らを信用することはできません。

――このような状況で、マハリシ・スクールのほとんどの生徒は、盗みをするか、しないか、どちらだと思いますか?

ロバート:僕は生徒全員を知っていますから、誰も盗みをしないと思います。なぜなら、みんな僕と同じように、誠実さや他の人々への尊敬心についての知識を持っているからです。……それに、盗みが他の人だけでなく、自分自身にもよくない影響をもたらすことを知っているからです。マハリシ・スクールの調和はずっと高いレベルにあります。この学校を初めて訪れる人にも、ここはそのようなことが起こる場所ではないということが、学内の雰囲気から分かると思います。

                 ◇ ◇ ◇

 そして最後に「お金を盗られた生徒のためにお金を出し合うかどうか」というジレンマに対する答えです。

――メアリーのためにお金を出し合うべきだと思いますか?

ロバート:はい。なぜなら、クラスは人の集まりだからです。ですから誰でもそのことに対して、部分的に責任があると思います。そのようなことが起こったとしたら、それはグループの弱さと自分自身の弱さの表れです。なぜならグループ全体の意識は、グループの一人一人の意識に反映し、また、一人一人の意識は、グループ全体の意識に反映するからです。それに、お金を出し合うのは良いことだと思います。  

――あなたなら実際にお金を出し合いますか?

ロバート:はい。理由は同じです。

――他のほとんどの生徒も、実際にお金を出し合いますか?  

ロバート:そうすると思います。そのようなことが実際に起こり、誰かがそんな目に合ったとしたら、みんなひどく残念に思うでしょう。みんな、自分にも責任の一部があると考えます。何か悪いことが起こるのは、クラスのなかに高いレベルの完全性が維持されていないからです。だとしたら、その責任はみんなにあるでしょう。「規則」を取り決めるときは、みんなを育むような、愛情に満ちたやり方で行います。僕たちは、いつでも物事の肯定的な面を見ています。

              ◇ ◇ ◇

 ロバートは、マハリシ・スクールの生徒たちなら、学校でのこのような行動に関しても責任を負うだろうと考えています。生徒たちは、他の生徒全員が、正しい行動と誤った行動を区別できるようにする責任があると、彼は強調しています。この答えには、マハリシ・スクールの生徒たちの社会的成熟度が表れています。生徒たちは学内における自分自身の行動だけでなく、他の生徒の行動の仕方についても責任を感じているのです。

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 ○
□● 他の学校との比較

 この面接では、生徒たちは、同じ状況下で前の学校の生徒たちがどのように行動するかについても質問をうけています。そして、多くの生徒は、「前の学校の生徒よりも、マハリシ・スクールの生徒の方が、ジレンマに対して社会的に反応するだろう」と答えています。以下の表は、前の学校と比較した社会的な返答の割合です。

■ マハリシ・スクールの生徒たちの受け止め方と
  前の学校の生徒たちの受け止め方の比較

             社会的な選択  社会的な行動
 -----------------------------------------------------
 マハリシ・スクール    97%     97%
 -----------------------------------------------------
  前の学校         36%     26%
 -----------------------------------------------------


 また、マハリシ・スクールの生徒達の返答を、生徒の道徳的な発達を目標に掲げる特別な高等学校、ジャスト・コミュニティ・スクールの生徒達の返答と比較する研究も行われました。この学校は、普通の公立高校群の中から、特別な教育プログラムを行う学校として選ばれ、設立された学校です。

 この学校では、直接参加の民主主義という概念に基づき、地域社会のミーティングの公開討論や、少人数グループの討論を利用して、生徒たちの高度な道徳的判断力や社会的行動を養っています。ジャスト・コミュニティ・スクールの生徒たちは、普通の公立高校の生徒たちよりも、はるかに高いレベルの道徳的発達を示していることがわかっています。

 この研究は、そうしたジャスト・コミュニティ・スクールのうち、学業的にも社会経済的にも非常に優れている、ボストン郊外にある学校と、ニューヨーク市近郊にある学校が選ばれました。以下の図は、マハリシ・スクールと、二つのジャスト・コミュニティ・スクールの生徒たちの、社会的な返答の割合を表しています。

■ マハリシ・スクールと
  ジャスト・コミュニティー・スクール(JCS)との比較
  「社会的な選択と社会的な行動の割合」

         自分の選択 自分の行動 他人の選択 他人の行動
----------------------------------------------------------------
マハリシ・スクール  94%   97%   97%   97%
JCSボストン    85%   78%   80%   63%
JCSニューヨーク  88%   83%   90%   77%
----------------------------------------------------------------

※ 上記の数値は、社会的な答えをした人の割合です。横軸の項目にある「選択」とは、与えられた状況の中で自分がどのように行動すべきと思うか、「行動」とは、自分が実際にはどのように行動すると思うか、を示しています。「自分」は、質問された生徒自身、「他人」は他の生徒たちのことを示しています。


 この結果から、マハリシ・スクールの生徒たちは、ジャスト・コミュニティ・スクールの生徒と比べて、社会的な返答の割合がはるかに高いことが分かります。ジャスト・コミュニティ・スクールの生徒たちの「社会的な選択」と「社会的な行動」との間には、いくらか不一致が見られますが、このような不一致はマハリシ・スクールの生徒たちの返答には見られません。このことは、マハリシ・スクールの生徒の方が、「自分の社会的信念に基づいて行動するだろう」と考える生徒が多いことを示しています。

                ☆ ★ ☆

 今回のインタビューでも、マハリシ・スクールの生徒たちが、自分や他人の行動をグループ全体という広い視野のなかでとらえていることがよく表れていました。このことは、個別性を犠牲にして(個人の願望を犠牲にして)社会的行動をとる、ということではありません。超越瞑想の研究調査によれば、超越瞑想は、自我も成長させます。つまり、超越瞑想は、個別性を成長させるとともに、社会的な行動をもたらす、ということです。












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